一般皮膚科

皮膚疾患全般に対応

千里皮膚科|一般皮膚科

保険診療を中心とした治療方針

皮膚のかゆみ、かぶれ、湿疹、肌荒れなど皆さんも一度は皮膚のトラブルに悩まされたことがあるのではないでしょうか?当クリニックでは、手荒れや湿疹、ニキビ、水虫、いぼ、虫さされといった皮膚疾患全般にわたる治療を行います。また、爪や毛髪も皮膚の一部ですので、これらの病気やお悩みについても、お気軽にご相談ください。皮膚の病気のなかには、簡単に治癒できるものもありますが、根気よく気長に治療を進めていく必要のある慢性的疾患も少なくありませんので、一緒に治療していきましょう。
当クリニックではそれぞれの皮膚疾患についての最新の診療ガイドラインに基づいて、保険診療を中心とした的確な検査・治療をおこないます。
より専門的な検査や治療が必要な患者様には、大阪大学医学部附属病院をはじめ、北摂の基幹病院である市立豊中病院、箕面市立病院、市立吹田市民病院、あるいはがん診療連携拠点病院である大阪国際がんセンターなどと連携して診療を行います。

代表的な皮膚疾患

手荒れ(手湿疹)

症状

日常的に水を使った業務を行う方(調理師、理容師、美容師など)、主婦の方などは手が荒れることがあります。冬の寒くて乾燥した時期のみならず、暖かい時期にも手荒れが治らず、一年中悩まされることも少なくないようです。最近はアルコール消毒をする機会が多く、手荒れの患者さんも増えています。

原因

水仕事などを頻繁に行うと、皮膚の表面の脂や角質が剥がれ落ちてしまい、皮膚のバリア機能が弱まります。これにより、刺激物が侵入しやすくなり、手が荒れてしまうのです。水仕事をやめて、ある程度の期間、手を過度に濡らさないことで改善してくることが多いのですが、仕事などの場合はなかなか手を休められない事も多いでしょう。

治療

ステロイド外用薬や保湿剤などの薬物療法によって改善を目指します。
症状が軽いときは、保湿剤のみで治療することもあります。
難治の場合は強力な紫外線治療を局所に行うことができます。

湿疹

症状

湿疹は様々な意味で用いられていますが、一般的には皮膚に炎症を起こす病気とされており、皮膚科を受診される患者様にとても多く見られる症状です。皮膚が赤くなってブツブツが出来たり、小さな水疱が現われたり、かゆみに悩まされたりします。

原因

湿疹には以下のように、様々な原因があります。
○ 敏感肌・乾燥肌、アレルギー金属、食物、動物、花粉、ダニ・ハウスダストなど)といった体質
○ ストレスや疲れといった体調
○ 発汗
○ 服やアクセサリーなどによる擦れ
○ 薬剤、ウイルスによる反応
○ 自己免疫(自分自身に対する免疫反応)など
湿疹はかゆみを伴うことが多いため、ついつい掻いてしまいがちですが、そうすると患部を掻き壊してしまい、化膿や悪化を招き、患部が拡大してさらに痒くなるという悪循環に陥る事があります。そのような事態を起こさないよう、お早めに皮膚科を受診するようにして下さい。

治療

かゆみを抑える内服薬や保湿剤、炎症を抑えるステロイド外用剤によってこれらの悪循環を止めていきます。

アトピー性皮膚炎

症状

アトピー性皮膚炎は、肌にかゆみを伴う湿疹が現れ、良くなったり悪くなったりを「慢性的に」繰り返す皮膚炎です。現代病とも言われ、年々患者数が増えています。
一時的な湿疹だけでは、アトピー性皮膚炎という診断はできず、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインでは以下のように定義されています。

アトピー性皮膚炎の診断基準

① かゆみ
② 特徴的な左右対称性の湿疹(乳児では顔、小児なら関節、成人で上半身)
③ 繰り返す経過(乳児なら2ヶ月以上、小児以降では6ヶ月以上)

原因

① 皮膚バリア機能異常

フィラグリンなどの天然保湿因子やセラミドの不足・異常があるため皮膚が乾燥しやすい。そのため皮膚からアレルギーを起こす物質が侵入しやすく、皮膚のアレルギーを起こしかゆくなります。

② アトピー性素因

喘息やアレルギー性結膜炎・鼻炎や、アトピー性皮膚炎のある家系に出やすい傾向があり、また、ダニ・ハウスダストや食べ物などのアレルギーも起きやすいのも特徴です。血液検査でチェックすることが可能です。

ストレスや不規則な生活スタイル、ダニ・ハウスダストなどの環境因子、皮膚の乾燥、汗、搔いたり・擦れなどの物理的刺激などで悪化します。

治療

問診内容や採血結果により関連が疑われた悪化因子の除去に努め、日常的に保湿剤を用いてスキンケアを行います。皮膚の炎症やかゆみに対してはステロイド・タクロリムス・JAK阻害剤などの外用薬、あるいは抗アレルギー薬の内服薬を中心に使用しながら、それでも症状を抑えられない場合は、部分的であれば紫外線治療、広範囲であれば免疫抑制薬(シクロスポリン)の内服を組み合わせて治療していきます。

アトピー性皮膚炎は、その時の症状に応じたスキンケアや外用・内服治療を行うことで、良い状態を保つことを目指す病気です。とくにお子様では、良い状態を保つことで薬が必要なくなることも多いため、症状が落ち着くまでは定期的な通院をおすすめしています。
※当院では、ステロイドを全く使わない治療、いわゆる脱ステロイド療法は行ってません。

かぶれ(接触皮膚炎)

症状

かぶれには、刺激性とアレルギー性の2種類があります。

① 刺激性(草花、石鹸、洗剤、ガソリン、セメントなど)

原因物質と接触してから比較的早い時期に発症し、皮膚炎は接触部位とその周辺に限られます。初めて接触した物質でも起こります。

② アレルギー性(ゴム、化粧品、時計やアクセサリーなどに使われる金属など)

特定の物質に過敏に反応する人にだけ起こるアレルギー反応によってかぶれが生じます。かゆみが強く、接触部位以外にも皮膚炎が広がります。初めて接触した物質では起こりません。原因の特定には原因と思われる物質を皮膚に貼りつけて反応を見るパッチテストが必要です。

検査

アレルギー性が疑われる場合、原因を特定するためにパッチテストをおこなう場合があります。必要があれば連携施設へご紹介させていただきます。

治療

原因物質が特定された場合は、この物質との接触を断つようにします。さらに、ステロイド外用薬などを使用して症状の改善を目指していきます。

ふけ症(脂漏性皮膚炎)

症状

ふけ症の代表的な症状は、頭皮の表面から多くの角質が剥がれ落ちることです。成長期には多くのフケが出ることがあります。これは新陳代謝が活発なためです。 また、ご自身の皮脂に負けてしまって生じるふけ症を脂漏性皮膚炎といいます。頭皮が赤くはれ上がり、痒みとふけを伴います。

原因

いろいろな要因が影響して発症・悪化させていると考えられています。
最近では脂漏部位を好むカビの関与が注目されています。

治療

体質的な要因も大きいので、塗り薬や飲み薬だけでなく日ごろから、発症・悪化の要因を取り除くことも大切です。
対策として患部を清潔にする・擦りすぎない、ストレスを避ける、脂肪分や糖分などを含む皮脂の分泌を高める食品を控えるなどを心がける必要があります。
それらの対策で効果が不十分な場合は、カビの増殖を抑える外用薬や、皮膚炎を抑えるステロイド外用薬、保湿剤やかゆみ止め(抗アレルギー剤)、ビタミン剤の内服などを組み合わせて治療します。

虫さされ

症状

様々な虫に刺されたり、噛みつかれたりすることによって皮膚に炎症などが生じる病気です。この原因となる虫は、蚊やノミ、ハチ、ケムシ、ダニなど多岐にわたります。
虫刺されによって生じる皮膚症状には、虫が皮膚を噛んだりすることによる「物理的な痛み」、皮膚に注入される物質による「化学的刺激による痛み」、皮膚に注入された物質による「アレルギー性の痒み」などがあります。一般的には、数日以内に痛みや痒みが収まることが多いのですが、なかには症状が収まらないケースもあります。

治療

主にステロイド外用薬を使用します。症状が強いときは、抗ヒスタミン薬や場合によってはステロイド内服薬を使用します。
また、ハチに刺された場合は、血圧低下や意識障害など、強いアレルギー反応が起こることがあります。その場合は命に係わることなので、救急病院への受診をお勧めします。 当クリニックでは、ハチ毒によるアレルギーを持っている方へのエピペン(アドレナリン自己注射薬)の処方が可能ですのでご相談ください。

じんましん

症状

突然、蚊に刺されたような、または地図状にみえる皮膚のふくらみができ、数分から24時間以内で、出たり・ひいたりを繰り返す病気です。かゆみを伴うことが多いです。
発症から6週間以内に治るものを急性じんましん、それ以上の期間にわたって断続的に発症するものを慢性じんましんと呼びます。

原因

急性じんましんの原因は食べ物、ウイルスなどによる感染症、薬剤などがありますが、原因が特定できないことも多いです。
慢性じんましんの原因は約70%が原因不明とされています。ストレスや疲れなども影響していると考えられています。

検査

アレルギーが疑われる場合は、必要に応じて、血液検査でアレルギー検査をおこないます。
甲状腺疾患や膠原病などの病気が原因で現れるじんましんもあり、治りが悪い場合は、血液検査で詳しく調べます。

治療

治療の中心となるのは、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの内服薬です。
薬を飲むと大部分の人は数日で症状が治まりますが、薬の効果には個人差がありますので、自分にあう薬を探していく必要があります。医師の指示がある間は飲み続け、徐々に量を減らしていくことが大切です。症状が無くとも、自己判断で中止しないようにしましょう。
じんましんがでているときは、アルコールの摂取、香辛料など刺激の強い食べ物、熱いお風呂、激しい運動は避けましょう。

尋常性乾癬

症状

銀白色の粉がついた境界のはっきりした赤い皮膚が全身にみられます。大きさ、数、形は様々で、発疹がくっついて大きな病変を作ることもあります。できやすい部位は刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿伸側などです。青壮年期に発症することが多く、多発しますが、通常、内臓には異常はありません。かゆみは約50%の患者さんにみられます。ひどい場合には、熱が出たり、爪の変形や関節に痛みを伴うこともあります。
全世界では人口の約3%といわれており頻度の高い皮膚病として知られています。日本は欧米に比べると少ないですが、生活習慣の変化などから日本でも患者数が増えつつあり、人口の0.3〜0.4%と推計されています。

原因

原因は未だに解明されていませんが、遺伝的素因に様々な環境因子(不規則な生活や食事・ストレス・肥満・感染症・薬剤)が加わり発症すると言われています。

治療

当院では、患者さんの病状や希望に合わせて、外用療法、紫外線療法、内服療法を選択します。

① 外用療法

治療の基本で、ステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬、配合外用薬を用います。

② 紫外線療法

外用療法との併用が効果的です。

③ 内服薬

症状が広範囲の場合は基本療法に加えてビタミンA誘導体(エトレチナート)、免疫抑制剤(シクロスポリン)、PDE4阻害剤(アプレミラスト)の内服を併用して治療します。

※ 生物学的製剤

①〜③の治療をしても難治の乾癬には、高額ではありますが、生物学的製剤による注射があります。必要に応じて大学病院などの連携病院をご紹介します。

乾癬の治療は⻑期間に渡り、治療の目的は完治ではなく寛解(軽い症状に抑えた状態)になります。良い状態を維持するために、治療を継続することが重要です。

掌蹠膿疱症

症状

手の平や足の裏に、膿をもったブツブツ(膿疱)がでてくる病気です。膿疱と一緒に赤い斑点がでてきたり、皮が剥けてきたりもします。
胸肋鎖関節痛といって、胸骨の辺りに痛みがあったり、他の関節に関節痛があることもあります。

原因

原因は不明ですが、喫煙(約8割が喫煙者)、扁桃炎、虫歯などの病巣感染(慢性の感染症)や歯科金属アレルギーが関与していることもあります。

治療

当院では、患者さんの病状や希望に合わせて、外用療法、紫外線療法、内服療法を選択します。

① 外用療法

ステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬を用います。

② 紫外線療法

外用療法との併用が効果的です。

③ 内服薬

かゆみには抗アレルギー薬を内服します。ビタミンA誘導体(エトレチナート)、免疫抑制剤(シクロスポリン)、PDE4阻害剤(アプレミラスト)などを用いることがあります。ビオチン(ビタミンB7)欠乏が疑われる場合には、ビオチン補充療法を併用することもあります。

※ 生物学的製剤

皮疹が広範囲で重症の場合は、高額ではありますが、生物学的製剤による注射があります。必要に応じて大学病院などの連携病院をご紹介します。

喫煙者に掌蹠膿疱症が多いというデータがあります。禁煙するだけで良くなる可能性もありますので、この症状でお悩みの方は禁煙しましょう。
多くの人は平均3〜5年で改善すると言われています。決して治らない病気ではありませんので、あきらめずに治療することが大切です。

ニキビ

症状

ニキビの原因は、ホルモンによる皮脂の過剰な分泌と毛穴のつまりです。
思春期は脂腺が発達する時期であり皮脂の過剰分泌がおこるため、ニキビを発症しやすいです。大人のニキビはホルモンバランスの乱れ、睡眠不足やストレス、紫外線、化粧品などの刺激が悪化因子として作用します。
毛穴に皮脂がたまると白ニキビになり、皮脂を栄養源にしてアクネ菌が増えると炎症を起こし白ニキビが赤ニキビに変化します。赤ニキビを放置しておくと皮膚へのダメージが蓄積し、ニキビ痕として残る可能性がありますので、早めに皮膚科を受診しましょう。

治療

治療の目標は可能な限り白ニキビをできないようにしつつ、赤ニキビになってしまった場合でもすみやかに炎症をおさえる必要があります。
・白ニキビには毛穴の詰まりをとるピーリング作用をもつ塗り薬
・赤ニキビには抗生剤の塗り薬と飲み薬
の組み合わせがメインです。その他、漢方やビタミン剤も併用することがあります。

また自費診療にはなりますが、ケミカルピーリング、医療レーザー脱毛、ダーマペンが効果的な場合もあります。

治療で大事なこと

ニキビの治療は湿疹と異なり、2〜3日では効果が出ません。2週間で少しずつ良くなり、3ヶ月でずいぶん良くなりますが、完全によくなるには1年程度かかります。そのため、すぐに治らないからといってやめてしまうのではなく、ニキビが治った自分の顔を想像し、毎日根気強く治療していくのが一番大事です。

水虫

症状

水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚の表面の角層に感染して起こる病気です。医学用語では、足に感染した場合は「足白癬」、爪に感染した場合は「爪白癬」と呼びます。

原因

原因である白癬菌はバスマットやスリッパなど、いたるところにいます。水虫の人の皮膚から落ちた角質では、白癬菌が数週間も生きたまま残ることもあります。白癬菌は高温多湿の環境(温度15℃以上、湿度70%以上)になると活発に増殖します。

白癬菌自体の感染力はそれほど強くないため、1日1回皮膚を洗えば菌が付着しても感染しないとの報告もあります。ただし白癬菌が住みやすい環境の方(汗をかきやすい方、蒸れやすい革靴やブーツを履いている方、糖尿病の方など)は、気をつける必要があります。

検査

皮膚や爪を一部採取し、顕微鏡で白癬菌の有無を確認します。

治療

通常、水虫には塗り薬、爪水虫には塗り薬と飲み薬で治療します。爪が厚くならない軽症タイプの爪水虫に対しては塗り薬のみで治療することもあります。爪水虫は皮膚から感染しますので、爪に症状がある方は皮膚の治療も行います。

ご家族に水虫の方がいらっしゃる場合は、ご家族も一緒に治療することが大切です。バスマットやスリッパを共有しないように気をつければ再感染の危険性は減らせますが、一緒に治療していただくのが一番確実です。

陥入爪・巻き爪

症状

陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪がまわりの皮膚にくい込み、痛みを伴う状態です。巻き爪(まきづめ)は、呼び名の通り、爪が内側に巻いている状態です。
巻き爪があると、陥入爪を生じやすくなります。悪化すると細菌感染を合併することもあるため、早めの受診をおすすめしています。陥入爪では、爪がくい込んでいる部分を押すと痛みます。また、炎症を生じるため、熱をもって赤く腫れます。細菌感染が起こると、赤みと腫れがより強くなり、安静にしていても痛むようになります。肉芽腫(にくげしゅ)と呼ばれる赤いできものを生じることもあります。

原因

多くの場合、深爪が原因です。とくに爪の角の部分を切りすぎてしまうと、爪が伸びてきたときに皮膚にくい込んでしまいます。サイズが合っていない靴や、爪水虫などによる爪の変形も原因となります。

治療

当院では、テーピング法、コットン法、爪を伸ばした後の矯正法として、マチワイヤーや巻き爪マイスターの施術を行っております。難治の場合は、フェノール法という手術を行う場合もあります。
治療法については、実際の患者さまの症状やご希望により決定いたしますので、お気軽にご相談ください。

たこ・うおのめ

症状

たこ・うおのめは、皮膚の表面の角層が厚くなった状態です。医学用語では、たこは胼胝(べんち)、うおのめは鶏眼(けいがん)と呼ばれ、芯の有無で区別されます。
足のうらの体重がかかる部分の皮膚が硬くなります。中央に芯がないものが「たこ」、芯があるものが「うおのめ」で、うおのめでは歩くときに痛みを伴うのが特徴です。たこは足以外にも生じることがあり、おしりには「座りだこ」、指には「ペンだこ」が見られることがあります。

お子様の足にたこ・うおのめができることは少なく、お子様の足に硬いものができたときはウイルス性のイボであることがほとんどです。

原因

同じ部位に繰り返し摩擦や圧迫刺激が加わることが原因です。膝や腰が悪い方は、特定の部分に体重をかけて歩いてしまう場合が多く、たこ・うおのめができやすくなります。また、足に合わない靴(とくにハイヒール)も原因となります。

治療

治療は原因となりうる刺激を避け、インソールなどで除圧をはかり、適度な運動が必要になります。痛みが強い時はメスやニッパーなどで肥厚した角質を削ります。糖尿病をお持ちの患者さまは、たとえ痛みがなくても、放っておくと感染を起こしたり、皮膚潰瘍や壊疽の原因になったりする場合があります。足を守るために、毎日のフットケア(足のお手入れ)と定期的な通院が大切です。

ヘルペス(単純疱疹)

症状

単純疱疹は、単純ヘルペスウイルスによる感染症です。様々な部位にできますが、特に口唇やその周囲に出来る口唇ヘルペスがよく知られています。唇の端などに小さな水ぶくれができ、軽い痛みや痒みを伴うこともあります。風邪や疲労、胃腸障害やストレス、紫外線や外傷などによる体力低下や免疫機能低下したときに症状があらわれます。
成人の大半が、乳児期にこのヘルペスウイルスに感染して免疫を獲得しています。
初感染時には何も症状がでないことも多いので、いつのまにか知らない間に感染していることもあります。(不顕性感染)

治療

抗ウイルス薬の内服や外用をします。
5日ほどでかさぶたになり、治癒に向かうケースが大半です。

帯状疱疹

症状

帯状疱疹は、水痘-帯状疱疹ウイルスの再活性化によって発症します。一度水ぼうそうにかかった人の背骨の神経にウイルスが潜伏しています。疲れ・ストレス・加齢・病気などをきっかけに免疫力が下がったときにウイルスが再活性化されて発症します。
体のどこにでも出る可能性がありますが、左右のどちらか片方に部分的に出現します。まず、皮膚の違和感やチクチク・ピリピリした痛みがでてきます。その後、しばらくしてその部分に帯状に水ぶくれと赤い発疹が出現し、痛みも増強します。
治った後も後遺症として神経痛(帯状疱疹後神経痛)が残ることがあります。

治療

ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の内服、神経痛を和らげる鎮痛薬などを使用します。外用薬を塗ることもあります。
早くに治療を開始することで、神経痛を残す可能性を下げられることが分かっているため、早期診断・早期治療が重要です。
顔面などに発症し、重症な場合には抗ウイルス薬による点滴加療が必要な場合がありますので、その際は入院可能な連携病院をご紹介します。また、神経痛が持続する場合にはペインクリニックをご紹介させていただきます。

蜂窩織炎・丹毒

症状

蜂窩織炎(ほうかしきえん)・丹毒(たんどく)は皮膚~皮下脂肪に細菌が感染し、赤く腫れて痛む病気です。重症化すると入院が必要になるため、早めの治療が大切です。
熱をもって赤く腫れます。押すと痛み、悪化すると安静にしていても痛みます。全身どこにでも起きますが、蜂窩織炎は膝から下に、丹毒は顔面にもっとも多く見られます。水ぶくれや内出血は重症化のサインです。

原因

主に蜂窩織炎は黄色ブドウ球菌、丹毒はA群β溶血性レンサ球菌によりますが、他の細菌によって生じることもあります。これらの細菌が、小さい傷や毛穴から侵入して発症します。足の蜂窩織炎の場合は、水虫による傷が原因のことが多いとされています。むくみがあるとさらに起こりやすくなります。

検査

血液検査では、白血球が増加し、CRP(炎症があると増える蛋白)が上昇します。筋肉にまで炎症が起こるとCK(筋肉に含まれている酵素)の上昇が見られます。

治療

細菌感染が起きているため、まず抗菌薬を投与します。症状が軽い場合は内服で十分ですが、重い場合には点滴が必要になります。通院で点滴を行うこともできますが、基本的には入院した方が良いため、必要があれば大病院へご紹介させていただきます。

やけど

症状

やけど(熱傷)は熱や火による皮膚の障害です。受傷部位に赤み、水ぶくれ、痛みが出現します。熱傷の程度は4段階あり(Ⅰ度、浅達性Ⅱ度、深達性Ⅱ度、Ⅲ度)、痕が残るかどうかはこの程度によって決まります。また、やけどが二次感染(細菌が付く)して抗生剤が必要になることもあります。
温度が低いカイロ・湯たんぽ・電気毛布などでも長時間、同じ部分に接触しているとやけどを起こします。飲酒時や、睡眠薬を内服している方、糖尿病の方などでは感覚が鈍くなっていることがあるため、とくに注意が必要です。

治療

① 初期治療

やけどをした際に、もっとも大切なことはすぐに冷やすことです。流水で15~30分は冷やすのが効果的です。脱がせにくい洋服を着ている場合は、まず洋服の上から流水で冷やし、その後にゆっくり脱がせてあげるのがおすすめです。お子様やご年配の方のやけどでは冷やしすぎによる低体温にも注意が必要です。

② 受診後の治療

症状に応じて、ステロイドや抗生物質の塗り薬を用います。
二次感染を疑う場合は、内服の抗生剤も併用します。
深いやけどでは、デブリードマンや植皮などの外科的治療を行ったりします。

③ 色素沈着や傷あとの治療

浅いやけどによる色素沈着は徐々に薄くなっていきますが、紫外線に当たると濃くなってしまいます。外出時には日焼け止めをしっかり塗ることが大切です。またビタミンCの内服や、ハイドロキノンやトレチノインといった外用薬もある程度有効です。
深いやけどによって瘢痕が残ってしまった場合には症状に応じて、ステロイド剤の外用・注射、ヒルドイド外用、リザベン内服、テープによる圧迫、手術療法などを行います。

いぼ

症状

子供によく見られるいぼは、表皮細胞のヒトパピローマウイルス感染によるもので、ウイルス性疣贅(ゆうぜい)と呼ばれます。直径3㎜~1㎝ぐらいの白色または薄茶色の隆起物が手のひら、足の裏、指先、爪の周りなどに出現してくる疾患です。
いぼが出来たときは、絶対に引っ掻かないようにして下さい。爪などに付着したウイルスが他の部位に広がり、いぼが増えていくことがあるからです。

治療

治療は、液体窒素(-196℃)による凍結療法、ヨクイニンの内服、サリチル酸などの外用、炭酸ガスレーザーなどを行います。隆起の強いいぼは、削るのも有効です。
液体窒素療法は1〜2週間ごとに患部に当てて凍結します。
いぼの治療は1回で完治することはなく、複数回の治療が必要となることがありますので、根気よく治療をする必要があります。
また、自費治療になりますが、炭酸ガスレーザーによる治療も有効性があり、少ない回数で根治できると言われています。

治った後もウイルスが目に見えない状態で残っていると、平均3ヵ月ほどで再発すると言われています。再発したときには、早めに受診することも大切です。

首いぼ

症状

首にたくさん出てくるいぼは、非感染性で大部分はアクロコルドンとスキンタッグです。大型のものは軟性線維腫といいます。
アクロコルドンとスキンタッグは中高年以降に目立ってきますが、20歳代から徐々に出来始めます。場所は首以外にもまぶたやわきの下、胸など皮膚が薄くて弱い部分に見られます。皮膚の良性腫瘍の一種で、特に心配な病気ではありませんが、衣類でこすれたり、ねじれたりして炎症を生じてくることがあります。

治療

首いぼは見た目や大きさで区別していますが、基本的には同じようなものなので、これらは混在して見られます。いぼの種類や大きさによって治療法は異なります。

小型のもの
(アクロコルドンとスキンタッグ)
① 液体窒素を用いた冷凍療法

液体窒素で冷却したピンセットでいぼを摘むようにして凍結します。凍結した部分は1~2週間後、かさぶたになって自然に脱落します。スキンタッグの治療に適します。

② ハサミで切り取る

小さないぼならハサミで切り取ってもほとんど出血せず、傷跡も綺麗に治ります。スキンタッグの治療に適します。

③ 炭酸ガスレーザー(自費治療)

盛り上がった組織を瞬時に蒸発させます。小さないぼなら麻酔は不要です。アクロコルドンの治療に適します。

大型のもの(軟性線維腫)
① 手術

局所麻酔を用いた簡単な手術です。いぼの根元をメスで切り取り、傷を縫い合わせます。

② 炭酸ガスレーザー(自費治療)

局所麻酔を用いて、いぼを根元で焼き切ります。1cmを超える大きないぼの場合には手術の方が適しています。

ほくろ・皮膚がん検診

症状

ほくろは「母斑細胞」というメラニンを作る細胞が増えてできます。境界ははっきりしていて通常は円形です。年齢とともに数が増え、また平らだったほくろが盛り上がってくることもあります。
ほくろ自体は良性の腫瘍(できもの)なのですが、まれに「メラノーマ」や「基底細胞癌」といった皮膚がんと一見区別が難しい場合があります。10代までのほくろは通常心配する必要はありませんが、皮膚がんは年齢とともにそのリスクが増えていきます。
気になるほくろがあれば、これまで多くの皮膚腫瘍や皮膚がんの診断・治療をしてきた院長に気兼ねなくご相談ください。出来るかぎり目立ちにくい傷を心がけて治療します。

検査

拡大鏡(ダーモスコピー)で観察し、悪性が疑わしい場合には切除して、顕微鏡の検査(病理検査)を行います。
また、精査が必要と思われる場合は、総合病院へご紹介します。

治療

メスを用いる方法とレーザーを用いる方法があり、それぞれに長所と短所があります。どちらの方法を選ぶかは、患者さまとご相談の上で決定させていただきます。

① 切除法

外科手術によるほくろの除去です。切除の際にできるだけ皮膚を傷つけず、丁寧に縫合することで傷跡をきれいに治します。体質にもよりますが、傷跡は年月をかけて徐々に目立たなくなります。脂肪織レベルまで切除するので、レーザー除去と比べると、再発の可能性は非常に低いのが、切除法のメリットです。病理検査で組織も確認できます。ケロイド体質の方は、切除法をおすすめします。

② 炭酸ガスレーザー(基本は自費治療。病理検査をする場合は保険診療。)

隆起した箇所にレーザーを照射することで、ほとんど出血することなくほくろの除去が出来ます。メスなどを用いた手術に比べて、ほくろの部分のみを除去できるので、傷跡も最小限で済みます。切除法と比較すると取り残しや再発の可能性はありますが、一度で瘢痕を残す覚悟で除去するのではなく、複数回かかったとしても低侵襲で傷跡をきれいに治療できますので、特に顔のほくろではおすすめです。

円形脱毛症

症状

自覚症状などが何も無く、ある日突然、頭にコイン大の脱毛斑(はげ)が生じる疾患です。多発することもあり、時には頭全体の毛が抜けたり、全身の毛が抜けたりすることもあります。

原因

以前は主な原因として精神的ストレスが挙げられていましたが、近年では円形脱毛症と精神的ストレスの関連性は乏しいとされています。
円形脱毛症は自己免疫性疾患の一種であり、もともと細菌やウイルスなどに対する防御に働いている免疫が、なんらかの理由で毛包(毛の根本)を攻撃してしまうことで発症すると考えられています。
実際、円形脱毛症の方は甲状腺疾患・尋常性白斑・SLE・関節リウマチなど、ほかの自己免疫性疾患も合併することが知られており、とくに甲状腺疾患は8%の合併率と報告されています。
また、アレルギー疾患の合併も非常に多く見られ、約半数の方がアトピー性皮膚炎・喘息・アレルギー性鼻炎などを合併していると言われています。

検査

診察だけで診断がつくことがほとんどですが、拡大鏡(ダーモスコピー)を使うと、より確実です。自己免疫性疾患やアレルギー疾患の合併が疑われる場合には、血液検査などを行います。

治療

病気が始まってからの期間と脱毛面積などに応じて決定します。塩化カルプロニウムやステロイドなどの外用療法、ステロイドやセファランチンなどの内服療法、紫外線療法、ステロイドの局所注射をおこないます。
急激に拡大した重症の円形脱毛症にはステロイドパルス療法という治療もあります。これは、ステロイドを短期間に大量に点滴する方法ですが、入院が必要なため、当院では行えません。ステロイドパルスが必要と考えられる場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。

尋常性白斑

症状

尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)は、皮膚の色が白く抜けてしまう病気の中でもっとも多く、人口の1%近くに見られます。痛みやかゆみはありませんが、まだら状に色が抜けてしまうため、多くの患者さまが精神的につらい思いをされています。
白斑は体のどこにでもでき、痛みや痒みはありません。一般的には、まず親指の先ぐらいの大きさの白斑が2、3個できます。それだけで症状が進まなくなる方は「限局型」です。その後、白斑が大きくなり数が増えていく方は、「汎発型」もしくは「分節型」です。
「汎発型」は体のいろいろな所に徐々に白斑が広がっていき、左右対称となることが多いタイプです。「分節型」は左右どちらかの神経の通り道に沿って急速に白斑が広がっていくタイプで、30歳以下の若い人に比較的多く見られます。

原因

尋常性白斑は現在のところ、自己免疫性疾患の一種ではないかと言われています。本来、細菌やウイルスなどに対する防御に働いている免疫が、なんらかの理由で皮膚のメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を攻撃してしまうことで発症すると考えられています。
実際、尋常性白斑の方は、ほかの自己免疫性疾患を合併することがあり、とくに甲状腺疾患が多いと言われています。

治療

治療は紫外線療法、ステロイドやプロトピック、ビタミンD3などの外用療法を中心に行います。皮膚移植術など手術療法が有効な場合もあります。
急激に拡大する白斑にはステロイドパルス療法を行うこともあります。入院が必要なため、適切な医療機関をご紹介いたします。

花粉皮膚炎

症状

花粉症の時期にのみ、肌に「花粉皮膚炎」の症状が見られることがあります。これは、くしゃみ・鼻水といった一般的な症状の有無に関わらず、花粉の時期にのみ、肌の赤みやかゆみといった肌トラブルが生じるものです。「春先は毎年お肌の調子が悪い」と感じている方は、実は花粉が原因なのかもしれません。花粉が露出している首や顔を中心に直接付着することで、かゆみや湿疹、乾燥、ヒリヒリした痛みなどの症状がみられます。

検査

アレルゲンとなる花粉を調べるために、必要に応じて、血液検査でアレルギー検査をおこないます。

治療

湿疹の部位にステロイド外用剤や保湿剤を塗ります。痒みが強い場合には、抗アレルギー薬を内服します。塗り薬でよくなった後も、しっかり保湿しておくことが重要です。

生活上の注意点

外出後は洗顔し余分な花粉を落とすこと、保湿し肌のバリア機能を高めることを意識しましょう。

日焼け(日光皮膚炎)

症状

一般的な症状としては日焼けです。日光に含まれる紫外線を浴びすぎることで、肌が炎症を起こします。夏にプールやキャンプなど屋外に出ていた次の日や、2日後に強い赤みと一緒にかゆみがでて眠れなくなることも多々あります。症状が強く広範囲に及ぶと体を動かすのも辛かったり、体全体が炎症を起こしているので水分が皮膚から出ていってしまい脱水になることもあります。
いったん赤くなったあと、4~5日経つと赤かった皮膚が黒くなっていきます。

治療

日焼けをした皮膚は早めの治療が大事です。熱を帯びてヒリヒリした患部に冷たい水を含ませたタオルなどをあてがいます。
治療薬は皮膚の痛みや炎症に応じて、ステロイドの塗り薬やかゆみを抑える抗アレルギー剤の飲み薬を使います。炎症が広範囲で症状が強い時は、ステロイドの飲み薬を3日間ほど使うときもあります。
また、炎症が治まった後も、皮膚はダメージを受けて乾燥した状態になっているので、化粧水や乳液などで水分と油分を補うことが必要です。

毛虫皮膚炎

症状

毛虫皮膚炎は、蛾や蝶の幼虫である毛虫の持つ毒針毛(どくしんもう)に触れることによって起こる皮膚炎です。原因となる代表的な虫はチャドクガで、その幼虫は5~6月と8~9月頃に発生します。近所の庭木や公園のツバキ、サザンカなどを好みます。毛虫には数十万本の細かな毒針毛があり、危機を感じると毛を空中に発射して身を守るという習性があります。したがって、直接触れなくても毛虫に近づいただけで皮膚に毒針毛が刺入し、皮膚炎を起こす場合もあります。毛に触れた直後にはほとんど自覚症状がありません。数時間してからピリピリとしたかゆみが出てきます。その後、1~2日のうちに赤いぶつぶつが広範囲に出現し、強いかゆみを感じます。毛虫皮膚炎の診断は医師には容易ですが、ご本人は気づいていないことも多いです。

治療

刺されたことに気付いた場合は、患部に残っている毒針毛を除去するために、できるだけ早くガムテープを刺された皮膚にはりつけてはがし、せっけんと流水で洗浄することが有効です。その際、着ていた衣類もすぐに洗濯することが必要です。毛が刺さったままその部分の皮膚を掻くと、毛が皮膚の奥まで刺さり皮膚炎が長引く場合がありますので、注意が必要です。

毛虫皮膚炎はかゆみが激しく一時的なものですので、治療には通常の湿疹などの場合よりも強めのステロイド外用薬を使い、できるだけ短期間で改善させるようにします。また、掻くことによって二次的に痒疹やとびひを起こさないように、抗アレルギー剤の飲み薬を使用する場合もあります。

あせも(汗疹)

症状

あせもとは、汗をたくさんかいた後に、皮膚に細かい水ぶくれやブツブツが現れる皮膚病です。夏に多く、小児に発症しやすい疾患です。あせも自体は、本来無症状ですが、湿疹が加わるとかゆみが出現し、悪化してとびひになってしまうこともあります。

治療

高温・多湿の環境を避け、入浴やこまめに汗を拭くなど清潔を保つことが大事です。
かゆみがある場合はステロイド外用剤やかゆみ止めの内服を用います。

生活上の注意点

汗の量が多いときにはエアコンや除湿器で室温や湿度を適度に調節してください。
汗をかいたら、すぐに清潔なハンカチなどで拭いてあげるか、シャワーで流してあげましょう。首筋や後頭部、肘、膝などの汗のたまりやすいところを忘れずに洗い流すことが大切です。
衣類は通気性が良く、汗を吸収する素材(木綿など)を選んでください。
衣類やおむつはこまめに交換してあげるのも効果的です。

とびひ(伝染性膿痂疹)

症状

とびひは、黄色ブドウ球菌などの細菌が皮膚表面に感染することで発症する病気です。手で引っかいたりすると発疹があっという間に広がるのが特徴で、火事のときに火の粉が飛び散って燃え広がる様子に似ているため「飛び火」と呼ばれます。ほかの人にもうつることがあるため、疑わしい場合には早めに皮膚科に受診しましょう。

治療

抗生物質の飲み薬での治療が中心となり、他に抗生物質の塗り薬、痒み止めの飲み薬・塗り薬を用います。
時に薬剤耐性菌(MRSA)によるとびひがあります。薬剤耐性菌であればなかなか効かずに2、3回抗生剤を変えてやっと治る場合もあり長引きます。
細菌培養の検査を行い、有効な抗生剤内服を処方します。

生活上の注意点

患部を洗浄し清潔に保つことが重要です。石けんとシャワー浴で清潔にすることで、菌を減少させることができます。
兄弟姉妹は一緒にお風呂に入るとうつる可能性があります。別々にお風呂に入ってください。
傷には菌がいますので傷を触ったら石鹸で手を洗ってください。
患部が乾くまでは他の人にうつるためプールは禁止になります。
通学、通園は基本的に問題ありませんが、学校・園に行くときには患部をガーゼで覆って他の子供にうつさないように予防してください。

しもやけ(凍瘡)

症状

凍瘡とは、いわゆる「しもやけ」のことです。冬期間に気温が4~5度で一日の気温の差が10度以上になると、しもやけを起こしやすくなると言われています。冷たい外気に曝された後、血行の悪くなりやすい場所、すなわち手足の指先、耳朶(耳たぶ)、頬、鼻などに症状が出ます。皮膚が赤く腫れあがり、ひどい時には水ぶくれを起こすこともあります。痒みを伴い、入浴などにより痒みが強くなることも特徴です。子供に多い病気ですが、女性では大人になっても繰り返す人もいます。

原因

原因は、もちろん冷たい空気に曝されることですが、同じように寒気に当たっても、しもやけを起こしやすい人と起こしにくい人がいることが知られています。つまり、冷気に曝された後の血流の障害の程度とそこからの回復には遺伝的な差があって、しもやけになりやすい体質の人と、なりにくい体質の人がいると考えられています。

予防

しもやけになりやすい方は、手袋や靴下はもちろん、寒い日には耳当てや帽子などの防寒対策を外出時に必ずするようにしましょう。冷えた部分を急激に温めるのも良くありません。
普段から患部をマッサージするのも一定の予防にはなります。

治療

ビタミンEやヘパリン類似物質の外用が一般的です。入浴後など血管が広がっているときに患部をマッサージしながら塗布しましょう。
炎症が強い場合にはステロイドの外用や内服を用います。
予防的にビタミンEや漢方薬を内服する場合があります。

冬以外のしもやけにご注意を

寒さが和らいでも、しもやけが続く場合は必ず医師に伝えてください。夏にしもやけができる方は特に要注意かと思います。膠原病、とくに全身性エリテマトーデスという全身の病気が隠れていることがあります。血液検査で簡単にこの病気の有無を調べることができます。

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